ロシア首相がコロナ感染?首相と大統領の違いは?
今朝、ロシアの首相がコロナウイルスの感染というニュースが出ました。
え?プーチンがコロナ?と勘違いされた方もいるのではないでしょうか?
首相と大統領の違いやロシアの制度について見てみましょう。
首相と大統領の違い
まず大統領とは難しく言うと、共和制(王様のいない)国家の国家元首です。
ひらたく言うと、国によって権限を持つ持たないという差はあれど「最も偉い人」ということです。
アメリカやロシアなどは権限が強い大統領なのに対し、ドイツは象徴大統領制で権限がありません。
また大統領は国民投票によって選出されます。
首相は「行政(内閣)のトップ」、つまり三権分立(行政、司法、立法)のうちの1つの権限のトップということになります。
そして選出は、国民の直接の投票ではなく議員の投票によって行われます。
日本に住んでいて、選挙で党に投票はしたことがあっても内閣総理大臣を選んだことはないですよね。
あらためて首相と大統領の違いを一言で言うならば「国家元首であるか、そうでないか」ということになります。
ロシアの大統領制について
では本題のロシアについては、先ほど述べた通り、権限の強い大統領制ですよね。
そして首相という存在も両方います。
どっちが偉いの?ということになりますが、ここで日本と比べてみましょう。
日本の国家元首は天皇です。
そして日本は象徴天皇制で天皇に権限はないですよね。(ドイツに似てますね)
ですから一番偉いのは天皇ですが、国を運営する実質のトップは首相ということになります。
ではロシアに戻りましょう。
そしてロシアの大統領を日本でいう権限のある天皇と考えてみてください。
つまりロシアの大統領は一番偉く、かつ国の運営のトップであるという最強のポジションになります。
ロシアの首相はそれに次ぐ、ナンバー2と言った認識で大丈夫です。
ロシアでは大統領が首相を任命する制度になっています。
まとめ
つまり今回の感染はロシアのナンバー2の人がコロナ感染してしまったということになります。
大変な事態ですね。
プーチン大統領との接触はなかったようですが、ロシアの偉い人達の中で感染拡大しないことを祈るばかりです。
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