恐怖報道とは?マスコミのコロナ自粛はないのか?
恐怖報道という言葉が話題になっていますね。
コロナで世界的に危機的な状況の中、報道の在り方がまた問題となっています。
恐怖報道とは?
そもそも恐怖報道という単語についてですが、これは
「恐怖心を煽る報道」という捉え方で大丈夫でしょう。
一番のわかりやすい例がちょっと前までのトイレットペーパー不足問題ですね。
もちろんあれは、デマを流した人が罰せられてしかるべきですが、
問題なのはそこから「トイレットペーパーが不足している」という情報をテレビが連呼したことです。
それを見た人々は「やばいなくなる!」と恐怖に煽られて、買い占めや薬局の大混雑などにつながりました。
またひどい例としては、岡江久美子さんのニュースで自宅前で遺骨をかかえた大和田獏さんを生中継したものです。
あの映像を観て何を感じましたか?
「なぜこんな映像が流れるんだ。いくらなんでも遺族の気持ちをないがしろにしすぎではないか」
という違和感を感じる人も多いと思います。
ですが、それ以上に多くの人が「恐ろしい」というふうに強く感じたはずです。
マスコミとしてはその恐ろしさを伝えることに大義を持っていると思いますが、この件に関しては手法がひどいと感じました。
ここでも恐怖報道の問題とは、この映像をうけて、医療機関や相談センターへの電話がとてつもなく増えてしまったことです。
恐怖は人の最も大きな感情です。
だからこそ視聴率も取れます。
ですが、それによって必要以上に恐怖に駆られパニックに陥ることが何よりも恐ろしいということを再認識したいです。
マスコミは自粛しないのか?
難しいでしょうね。
しかし、混雑しているところに行っての報道や会見での詰め寄る報道、さらにはマスクもなしに取材する記者など、もちろんマスコミも危険な思いをして働いてらっしゃるはずなのに、上記のような道徳的なこと、最低限のエチケットすらできていないことは間違ってると言えます。
言ってしまえばマスコミにとっては稼ぎ時ですからね。
じゃあニュース、取材を行うな!というのも極端すぎますし正解はありません。
だからこそ一人ひとりの感染防止意識が必要であるし、マスコミにはよりいっそう意識を強く持ってほしいと願うばかりです。
まとめ
コロナに関する問題は難しいことばかりで正解というのは見つけづらいです。
ですが、
・情報を流す側が恐怖を煽ること
・情報を受け取る側が鵜呑みにすること
は、間違っていると言えますし、そうならないように意識、努力することが必要です。
他の対策として、テレビの恐怖報道がとまることは考えづらいですから、事実を淡々と流してくれるラジオを聴くようにするなどは回避策としてありかもしれないですね。
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